スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

ガールズトークがしたい

現在11才のむーちゃん(娘の仮名)
むーは話し言葉が遅く、3才になっても「あのね」どころか「お母さん」もなく、
話す言葉といえば、生活に必要のないコマーシャルのキャッチコピーやうたの歌詞でした
それもめったに口にはしなかった
それでもむーの様子を見ていると、今なにを要求しているのかは何となくわかったので、それほど困ることはなかった
お互いに
言葉は出せるのに、どうやら自分の意思や思い、感情などを表現したり伝えるのが苦手なんだ・・・とだんだん感じるようになりました
今でも詩や作文は大の苦手
学校のことを聞いても「別にー」「わかんない」「忘れた」ですまされてしまう
一つひとつ根ほり葉ほり聞いていると、事情聴取や尋問のようになるのであきらめます
そんなむーでも成長とともに「あのさあ」「ちよっと」などと会話の始まりを思わせるような発言が・・
そしてぎこちなく、短かいながらも時々は「会話してる・・」と思えるようなひとときも持てるようになりました
それでもやっぱり自分の心の中を表現するのは苦手
それがむーなのです
少しでも上手くできるように練習とか訓練も必要なのかもしれません
でもむーがそれを負担に感じてしまうのは嫌なのです
できれば日常の中で自然に積み重ねたい
そのかわり、言わせてもらうよ
「お母さんはもっとむーの心の中が知りたいよっ  だから聞かせて?  教えて?  ガールズトークしたいよ」
お母さんはもうオールドだけどね