スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

娘のいのこり

娘は図工が好きです。
好きなのですが・・・
何かを描くとき、作るとき、
それを自分で考えなければならない時は、とても時間がかかるのです。
図工は2時間続きの事が多いですが、
例えば版画でテーマが決められていて、その2時間でだいたいの子が下書きを考えて描き、それを写して彫り始める・・くらいまで進められるとしても、
娘はノーアイディアのまま終わってしまうということが多いみたいです。
担任の先生が、その辺あまりくわしく教えてくれないし、娘もそういう話題は一言も言わないので、
後になって状況を知るという感じですか・・。
それでも以前は付き添いの支援員さんが、あれこれヒントやアイディアを誘導してくれたりして、
または支援級の授業の時間をその作業に回してくれたりして、
まあまあ、それほどの大きな遅れにならないように配慮してもらっていたようなのです。
しかし今は、来年度の通常級の移籍に向けて練習中・・
ほとんど支援員はつかないし、担任との細かい連絡はしていません(もともと細かくはなかったのですが・・)
それで、3学期にあった図工の作品の締め切りが、間近に迫っているというのになかなか進まず、
休み時間や放課後を利用して、遅れを取り戻すというやる気もなかったようで、
ある日、遅くまで居残りしてきたのです。
それもたった1人で・・支援級の教室で・・
帰るのがやけに遅いなと思っていたのですが、何となくそんな気もしていたのですが、帰宅してもいい時間がとっくに過ぎてから、担任から連絡が来ました。
まあ、想定内なので、いいっちゃいいんですけど・・
担任も私と同じように、
いくらまわりで「早くしなさい」とか言ってやらせても、本人がその気にならなきゃダメだし・・って思ったんでしょうか。
本人が困ったと感じてくれないと、ただの押し付けになると考えてたのでしょうか・・
とにかく、遅く帰ってきた娘は、もう少し早めに取りかかればよかったなと思った・・みたいな反応でした。
(色々聞いてみて、返ってきた片言の返事を編集すると)
あー、早く通常級なら通常級ですっきりになりたい・・
中途半端な支援(らしい) なんかいらない・・