スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

マリオの裏ワザ

1年と少し前、娘が4年生の12月頃でしたか・・・秋頃から通い始めた放課後等デイサービスで.仲の良い友だちもでき楽しく通っていたのですが、
デイの先生から「最近むー(娘の仮名) ちゃんから否定的な言葉が聞かれる」と教えられました。
「みんな私のことを馬鹿にしてる」
「私なんて生きている価値なんかない」
・・・みたいな・・・。
ちよっと心当たりはありました。
兄たちともめ事があると、それに近い事はぼやいていたので・・
そんな時は私もさりげなくフォローにまわるのですが、
かといって兄たちがすごくひどい事を言っているようには思えないので(ありがちな兄弟げんか) 、
軽くたしなめる事はしても、余程でない限り兄たちを強く叱りませんでした。
そんなハハの態度が煮えきらず、積もってしまったのか・・?
でもそれだけでは納得できない、娘の強い否定形・・。
普段娘との会話は、あまり意識せずしゃべりたい時にしゃべる、という軽い感じでおさえていたのですが (あまり意識すると事情聴取化するので) 、
それ以来、意識しつつ、なるべく自然な感じで会話を持ちかけるようにしました。
当時はまだ、お風呂や寝るのは時々一緒の事もあったので、その時にゆっくり話す時間を取るようにしました。
すると、娘の心の中の不満のようなものは、兄たちだけに向けられていたのではなかったんですね・・。
「クラスの友だちが私のこと馬鹿にしている」
「誰も私に話しかけてくれない」
「○○学級だからって思われてる」
「私も○○学級の人と同じに見られたくない」
・・・などなど・・・。
前々から感じていたのだろう思いや、
少しずつ気づき始めた雰囲気や、
自分自身に対しての感情などが、
混ぜこぜで、こんがらがって、頭の中ぐちゃぐちゃなのかなあ・・・
そう言えばこの頃、なかなか眠りにつけないと言っていて、早起きできなくなっていたなあ・・
娘の一つひとつの言葉に、なるべく丁寧にわかるように説明しながら、
娘の頭の中のぐちゃぐちゃな糸を1本1本、ダマにならないよう、最後はほどけて、少しへたってるけども真っ直ぐな糸になるよう・・そんなイメージで話し合った・・つもりですが・・。
しまいには転校したいだの、引っ越ししたいだの言い出し、悩みましたね。
引っ越しはできないけど、転校なら何とかなる・・・
娘がしんどいなら、できるだけそのしんどさを取り除いてやりたい。
しんどいのに何も変えられず、そこにとどめておくのは私もしんどい。
だから頑張って説明したり、解決法を一緒に探したい。
そんな右往左往の末? 今、通常級へ踏み出そうとしているわけです。
でもそれは、娘と一緒に選んだ道。
それなら、前に進もう。
(もちろん逃げ道も用意しておくよ・・)