スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

さらば担任と言おう

時々、障がいを持つお子さんの母同士集まる機会がある。

一応『親の会』と呼んでいるけど、
『子どもの最近の様子や学校の不満などをざっくばらんにおしゃべりする会』
なのであります。
この会は、もともとは未就学児対象の児童デイサービス(療育) を利用していた母親たちが、小学校入学と同時にサービスも卒業してしまうため、不安を感じて作り出したものです。
支援学校に入学した子は、専門的な教育•支援があり、
普通学校でも通常級に籍を置く子は通級学級で支援を受けられる。
では、普通学校で支援級に在籍の子は?
・・もちろん、支援級の担任の、専門的な教育と支援が受けられる・・と思っていました。
確かに、支援級という枠組みの中で、
確かに、担任や支援員が少人数の子ども達を見守ってくれていました。
周りの通常級の子ども達の目には「いかにも」な、あちらとこちらの境界線が見えていたことでしょう。
学校の規模やクラス配置、支援級そのものの学級数や児童数、担任との割り合い、支援員の数・・
ひとつの角度から目をこらしても、全体をバランス良く見なければその形を評価することはできない・・
とも思います。
その上であえて言わせてもらえば、
やはり今の支援級の体制に、疑問を投げかけずにはいられません。
担任1人の事ではなく、支援級のシステムを問わなければならないのではないか・・そう思えてしまうのです。
 
うちの小学校では、知的•情緒•言語•肢体合わせて7つの支援級クラスがあります。
20人近くの子ども達には、7人の先生と数名の支援員が関わりを持ってくれています。
支援級のクラスも児童数も多いと思います。なので、○○学級のみんなとひとまとめにしても、実際の日常ではひと学級単位の動きで、一つひとつのクラスが独立している感じです。
○○学級全体で動くのは、生活単元の時間や、プールなどの大きな体育授業の場合くらい。
なので、よその支援クラスでどんな事が起きているのかもわからない。
同じクラスであっても、働いているお母さんやら、登下校は自立していて送迎のない子もいて、なかなか親同士会う機会が持てません。
なので、親の会に入っているお母さん同士が集まって、最近の様子や出来事を話す事は、とても重要な井戸端会議なのです。
また、違う学校の支援級や支援学校に通うお子さん、高等支援学校で寄宿生活をしているお子さん、就労している、事業所に通うお子さん・・
色々な所属先やお子さんの話を聞くことで、知らなかった、気づかなかった知識や情報をもらえます。
・・・そうすると、
見えてくるのです、これまで見えなかったものが・・・・
今、娘が在籍している支援学級は閉鎖的です。
以前から感じていたことですが、年々、そして今年度、特に強く感じます。
閉鎖的というのは、情報が外から中に入らない。
閉鎖的というのは、情報が中から外にもれない。
だから、
必要な情報が私たち保護者の耳に届かない。
必要な情報 (疑問•不満•要望) を届けてもどこにも還元されない。
・・・・だから、もうそんな状態を続ける事に、嫌気がさしたんです。
お母さんの中には、
「あと少しで卒業だから」
「担任があの人でなければいいから」
「担任との溝を作りたくない」・・
それぞれの思い、事情があります。
じゃあ、個人では言えなくても、団体でなら言えるのではない?
個人名を出さなくても、団体名として陳情する事はできない?
もう、我慢するの嫌になったんです。
何も言わない事にうんざりしたんです。
とりあえず、今度担任がなんか言ってきたら、「貴様とは話さない。管理職と話す」と言おう。