スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘 (14歳) と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

やさしく扱ってね

ブログを始めてから1日1ブロを目標に続けてきましたが、

最近、とうとう穴が空いてしまい残念です・・・
さて、気を取り直します。
娘の発達検査(WISC-3) の結果が送られてきました。
二年前と比べ、全体数値は上がり、知的正常値の低域から中域になっていました。
普通の子なら、(良い意味で) 上がったものに対して親は自然に喜べるかもしれませんが・・
いや、なかには発達障害の子の親でもその結果を喜ばしく思う方もいるかもしれません。
知能(発達) 指数というのはそんなに上がったり下がったりするものではなく比較的一定なものだと、以前療育の先生から聞いたことがあります。
また、何度も同じ検査をすると子どもが質問内容を覚えてしまい、数値が上がることもある・・とも聞きました。
もしかしたら、療育や支援が適切で、順調にきているから? と思うかもしれません。
しかし、私が思うに・・
確かに得意分野はうまく伸びてくれたのかもしれないけど・・
そういう意味では順調なのかもしれないけれど・・
療育支援うんぬんよりは、障害があってもその子なりの発達成長した結果とも言えるのではないかと思います。
そう思うと、単純に喜べる気分ではなく、むしろ不安が残る結果となりました。
得意分野は伸びているとしてもあくまでも得意分野であって、
苦手分野は数値としては変わっていないのです。
だから、全体の数値が上がったというのは、単に平均値が上がっただけのことで・・
苦手分野が伸びた、改善したわけではないのです。
発達の中の苦手分野について時々、
「そんな子いっぱいいるよ、できる子できない子色々なんだし」
というお母さん、先生がいます。
確かに、定型発達の子でも子供達を順番に並べれば(そんな必要はないのですが) 、すごくできのいい子から悪い子まで十人十色です。
問題は発達にばらつきがある事ではないでしょうか・・
いくつかの発達の中でばらつきがあると、得意分野ばかりに周りの人は目が行きやすいのでは?
どうしても「できる」部分に注目されやすいのでは?
逆に言えば、苦手分野が見落とされやすいのではないか?
苦手分野が、得意分野と同じように
「できる」と思われてはいないか?
だから、発達の凸凹がある子どもにとってその凸凹が大きいほど、
より危うさを秘めていると思うのです。
発達障害があって、ある部分にすごく秀でている子というのは、
同じ発達障害の子の親にとっても、一見羨望の的になりがちです。
しかし、秀でている部分の陰には、その分ひどく苦手としている部分がある・・と言われます。
その部分を見落としたり、なかったりすることは、
その子にとって・・とても大切な何かを奪われているような気がします・・うまく言えないけど・・。
本当はその部分こそが、まわりの人や自分自身が1番、目をそらしてはいけない繊細な部分なのではないだろうか・・