スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

どうして(親は)ほめられたいんだろう

子どもの事でほめられると、天にも昇りそうな気持ちになるものです。(ちよっと言い過ぎですね)

定型の子どもであってもそうですが、障がいのある子に対して
「お母さん、よく上手に育てられましたね」
なんて言われれば、
例え子育てが自分1人のちからではなく、家族や専門家、まわりの友だちや地域の人たち・・に支えられて
たくさんの人たちのおかげで子育てできるんだって思っていても
やはり天にも昇る気持ちになるものかもしれません。(いや、言われたことはないですけど)
どうしてなんだろう。
子育てをほめられるのもそうだけど、
「いいお子さんですね」
なんて言われても、やはりうれしいものです。
ほめられてるのは母親の自分じゃないのに?
また、時には自分自身がほめられたくて、子どものために何かをしているような気がしてはっとする事があります。
そんな逆転的な気持ちに襲われそうになります。
そして自分に言い聞かせます。
違う・・わたしがほめられたいんじゃない、
本当はこの子を思っての事のはず・・
だけど、「ほめられたい」と思っちゃだめなのか?
もし誰からも「いい子育てしてますね」とか「いいお子さんに育ちましたね」
なんて言葉をかけてもらえなかったら・・
やっぱり凹みますね。
自分はちゃんと子育てしてないんじゃないだろうか、
この子はまわりから見てどんなふうに見えるんだろう、
・・誰かの評価がないと、基準がつかめず心もとないような気がします。
これって自分自身が小さい頃から、まわりから評価されて生きてきたからなのかなあ・・
だから評価される事が自分にも染みついて評価されたがるのかしら・・
そして子どに対しても同じように評価してもらいたいのかな・・
だけど、自分1人だけの基準で
自分1人だけの評価をするのは、
やはり不安なものだよね・・
だから「本当にこれでいいの?」って
誰かに確かめたくなるんじゃないかな・・
「それでいいよ」って
下手くそなりにも認めてもらいたいんだろうなあ・・。