スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘 (14歳) と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

さよなら運動会

1学期は学校の大イベントのひとつ、運動会がある。

このあいだ小学校の運動会だった。
娘にとっては小学校最後の運動会で、
わたしにとっては3人の子ども達の最後の運動会。
幼稚園時代から作り続けてきた13年目の、最後のお弁当作りはせずに終わった。
新学期に入ってわりと早い時期に、
1学期の流れを話しながら学校行事の事にも触れてみると、
「運動会には参加しない」と言っていた。
まあ、そうだろうなあとは思ったので、
そのつもりではいた。
それでも時々「今、こんな練習してるらしいよ」「練習してるところ、見に行ってみない?」などと
心に揺れはないか確認はしてみたけど、
娘の心は揺れてはいなかった。
まあ、もともと運動会は苦手な子だし、
正直運動会をはじめ、学習発表会や研修旅行などの行事のたびに、
無事終える事ができるか、はらはらしてはホッと胸を撫で下ろしたりで。
それも年々、娘の乗り越え感が厳しくなってきたので、
今のこの不登校の状態で参加するとは思えなかったし、誘導するつもりもないから構わないんだけどね。
なので、最後の運動会に参加できなかった事については感傷的にはならなかったのだけど…
運動会が近づいてくると、近所のスーパーではそれ用のおかずコーナーが設置され、
○○行進曲(名前は忘れたがパチンコでおなじみの) が流れている。
ああ、世間は運動会シーズン真っ盛りなんだなあ…なんて、他人事のように思ったりした。
娘が参加しないと決めたから、悔いはないし残念にも思わない。だけど
本来なら何の疑問も持たずに参加すると思っていた学校行事が、
全く自分たちに関係のないものになっちゃうのって…
やはりそれなりに空虚感はあるのだ。
急なケガや病気だってあるけど、
不登校の子や長期療養などで最初から運動会に参加する対象になれない家族って、こんな気持ちになるのかな…なんてぼんやり考えていた。
娘は自分の意志で参加しないと決めたけど、参加したくてもできないお子さんもいるわけで、その子のお母さんはどんな気持ちでスーパーの運動会コーナーを通り過ぎるんだろう…なんて事を考えながら、
買い物カートを手際よく押して歩くのだった。