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スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘 (13歳) と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

ちょっと待って! フラッシュバック

娘のこと

「フラッシュバックが・・・」

 

何回目かの病院にて、娘の寝つきが悪いようだと医師に相談したところ、その言葉を口にされました。

 

フラッシュバックの可能性を指摘されたのです。

 

思いもよらない事だったので、はじめは「えっ」と不意をつかれたのですが、すぐにじわじわとジワってきました。
 
フラッシュバックかあ・・・まさか娘もその言葉にたどり着くなんて・・・。

最近、娘はすぐに眠れない事を、何となく気にしているようでした。
それで、今度病院に行った時に先生に相談してみよう、と話し合ったのでした。
 
高学年になるにつれ、夜更かしが増え、すぐに寝付けないこともあった娘なのですが、不登校になり生活がルーズになってくると同時に、さらに遅寝遅起きに傾きつつあります。
 
ろくに体も動かさず、マンガやパソコンで動画ばかり観ている状態なので、
褒められたものではありませぬぬぬ…。
 
しかも夕方近くに昼寝というか夕寝というか…
それが尚更眠りにくくさせているのかもしれません。
 
いや、寝不足だから寝てしまうのか…。
 
娘は小学4年生頃までは、寝つきが良く、ぐっすり眠り朝の目覚めもよいほうで、睡眠状態の良好な子どもでした。
 
それが、4年生の冬頃・・・そう、ちょうど友達関係で悩み出した頃から
「あまり眠れない」「(覚えてないけど) いやな夢を見る」・・・など訴えていました。
 
体は順調に成長していて、翌年には初潮も始まりそうでしたし、成長期でホルモンバランスが乱れたりとか、成長するにつれ寝る時間がだんだん遅くなっていくのはある程度仕方ないのかな・・・と思いつつ、
 
クラスの人間関係に目がいくようになり、色々と悩み始めていたようなので、
夜、娘と一緒に布団に入りながら、学校のことや友達のことをそれとなく聞いて、
 
娘が少しでも気持ちを言葉にして外に吐き出せるといいなと考えていました。
 
実際、もやもやした気持ちを声に出すことで気持ちが落ち着く様子も見られ、眠りにつきやすくなる時もあったようでした。
 
当時の放課後デイのスタッフさんは、思春期に入ると、誰でも何かしらざわめきだす…と話していました。
 
その「ざわめき」がどのくらいのものなのか。娘の場合は外側ではなく内側へ向かっていったのでしょう。
そしてマンガや動画の世界に安らぎや居心地の良さを見出しつつ、学校では少しずつ居場所を狭めていたのかもしれません。
 
医師からフラッシュバックについて説明を受けました。
 
娘は頭に中に映像が はっきりと浮かびやすい人だそうです。
それは実際に現実で起きた事だけでなく、想像した事でも。
 
映像がはっきりしていると、楽しいものを思い浮かべては
1人で微笑んでいたり(あります)独り言を言ったりして(あります)居心地が良いのですが、反対に悪いものも思い浮かべてしまうことになる。
 
娘に当てはめるなら、過去に起きた何かしらの出来事や、学校でのちょっとした嫌なこと、友達に言われた些細な言葉。
 
それらの事が、眠りにつこうとする時に思い出される、頭に中に浮かび上がってしまう・・・。
 
眠っている間にも夢であらわれたり、眠り自体が浅く睡眠が良好ではないのかもしれないと。
 
話は少しそれますが・・・実は日中、時々唸り声をあげています。
 
これは学校を休み始めた頃から始まりました。原因についてはまだよくわかりません。本人に指摘しても気がついていないのです。たった今、唸り声をあげたとしても。
 
また、小学生になってからだったと思うのですが、リビングをうろうろと歩き回る癖があり、今も続いています。
 
何かのクールダウンとも思えるし、ただの手持ちぶさたとも思えるし・・・ただ、やりたくないのにやっている、ではなく、やることで娘は落ち着くのだろうな・・・という印象はありました。
 
それらの事について医師に伝えると、それもフラッシュバックと関係あるのかもしれないと。
 
睡眠やうろうろについて、前々から何となく気にはなっていたものの、以前かかっていた医師にそれとなく話したこともあるし(それとなくじゃダメなのか・・・)、
当時の娘の担任にも話題にしたことはあります(学校の先生じゃらちがあかんのか・・・)。
 
少なくとも当時の医師からは「様子見ましょう」的なコメントで済まされています。
 
なのでフラッシュバックという言葉は、私にとって寝耳に水なのです。
 
こんな時、百恵ちゃんなら「ちょっと待って!」と言ったかもしれませんが、
娘の場合、特性上、待つことができなかったんですよね・・・(なんちて)。
 
寝つきが悪いということについては、生活のリズムの崩れや、運動不足も原因になっているでしょうが、
 
やはり、穏やかな気持ちで布団に入ることができる・・・例えすぐに眠れなくても。
それは娘の望みでもあるでしょうし、私の望みでもあります。
 
なので医師から「薬を飲んでみましょうか?」と提案されても、
まったく抵抗はありませんでした。
むしろ何もせず様子を見るだけだったり、家族から夜更かしや寝起きの悪さを指摘されて肩身が狭くなるのもどうなのか? とも思います。
 
抗うつ剤・・・精神科、発達障がい系でよく耳にする言葉です。
 
抗うつ剤は薬の調整を慎重にしなければならないし、まずは漢方薬から始めてみましょう、という事になりました。
 
抑肝散加陳皮半夏・・・ちんぴ?・・・
 
何だか可愛らしい名前だけど・・・
 
漢方を飲んで眠りについた娘の、翌朝の気分はどんな感じなのかな・・・。