ある時、心理士さんとのカウンセリングの中で、
「娘さんの特性のことで思うところはないですか?」と聞かれました。
これは、わたしが自分について話したいテーマのひとつです。
わたしは、子どもの頃から障がいのある人、子どもさんに違和感や嫌悪感はあまりありません。
それは、自分の家系にも身体障がい者やてんかんの子、遺伝系の先天性疾患をかかえた人がいることがひとつあげられると思います。
それと、住んでいた地域に精神障がい者施設があり、生活されていることも影響しているかもしれません。
小学生の頃、当時特殊学級と呼ばれていたクラスの子ども達を、
「どうしてあの子たちはあの教室にいるんだろう?」と不思議に思っていました。
働くようになって、上の子ども達が幼稚園に通うようになって、
自閉症と言われる子ども達を見かけたり、近くで観察することがありましたが(彼らはなかなか接近してはくれません)、不思議な気持ちで見つめていました。
娘の障がいを知ったのは娘が3歳半の時でしたが、もちろんショックでした。
それと同時に、答えが見つかったような気持ち・・・これからはそれに向かって進めばいいんだと少しだけ、ほっとしたような気持ち。
それからもうひとつ、「そういうことだったんだ」・・・なぜか、これまでのつじつまが合ったような気持ちもあったのです。
わたしは自分自身、障がいとか特性と言えるほどではないにしても、何か、一般の?人達とは違う違和感が生活の中にありました。
・・・そう心理士さんに話しました。
次に夫について・・・。
こちらも障がい、と言えないまでも、あえて特性と言うならば、夫は少なくとも私より特性が強いと感じています。
その根拠とするわけではないですが、夫の血縁関係に、それらしき人がいらっしゃるようです。
夫婦のどちらがどうだから、娘の障がいがどう・・・という話にするつもりはありません。
もし、体質とか、遺伝的なものがこの特性に強く関係していたとしても、たくさんの枝分かれしている血筋の中から、あれがそうだ、そこが原因だなどとは言い切れないと思います。少なくともわたし達夫婦の間では、問題になりません。
心理士さんは、「特性と言っても、脳のつくりの違いのようなものだから、ふり分ければ誰にだって同じような性質にたどり着きそうだよね」
わたしもそう思います。
血液型よろしく、発達型に人を分類してもいいかもしれません。
そして心理士さんは、「特性のあるお子さんの家庭を見た時、お父さんの変化がその子にも変化を見せる時」なのだそうです。(心理士さんの経験上です)
それはまた、興味をそそる話だなあ・・・。
わたしはこれまで、夫に娘のことを、あまりこと細かに話すことはありません。
大事なことはもちろん話しますが、相談というよりは事後報告や提案に近いもので、了解を得る、という形におさめます。
それが今のところ、1番スムーズな娘に関する情報交換だと思っています。
過去ブログの夫関連記事です。
夫とは娘のことであまり口論になりたくない気持ちがあります。
しかし、それはある意味逃げのような気もしています。
近いうちに、娘のことで腰を据えて、しっかりと向き合って話し合わなければならない時がくるような気がしています。