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スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘 (13歳) と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

サスケ、写輪眼お願い!

自分のこと
体のどこかに傷を隠し持っている。ガーゼと油紙で覆われている傷は、何ともない、もうじき治るよと言い続けてきたが、実際は膿を持ち細胞の奥深くまで浸潤している。しかし痛みがあるとは自分では思えなかった。
それならばとその傷に覆い被せているものを剥ぎ取り、膿を抉り取ろう。
膿はもう体の一部ではないから、取り除いても痛みはないはず。
それなのに膿を掻き出しその傷穴が空気に触れる間もなく猛烈な激痛が体を襲う。痛みのあまり両眼から涙が滲んできそうになる。
しかし泣いてはいけないのだ。泣くことを禁じられているから。笑え、口角を上げて歯を剥き出しにしろ。
それでも眼が潤い始めたら、きっとそれは涙ではなく血が滲み出ているのだろう。
目から出る液体が紅色ならば、誰も口を挟もうとはしないはず。