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スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘 (13歳) と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

編集長、これでいいですか?

娘のこと
『6年間の思い出』
小学校6年間をふり返ってみると、とてもあっという間のような気がする。
反対にとても長かったようにも感じる。
1、2年生の時の事はあまり覚えていないけど、毎年運動会や発表会があって皆んなで練習した。
社会見学や遠足、お楽しみ会も毎年行われて、楽しかったような気もするし、面倒くさいけど仕方なくやっていた気もする。
今年の発表会では、練習はしたけど本番は出なかった。皆んなとても上手に劇をやっていた。やっぱり出たほうが良かった気もするけど、出なくてほっとした気もする。
小学校の思い出は、良い思い出もそうじゃない思い出もあるけど、卒業したら全部思い出になってしまうので、大人になった時に少しでも良い思い出が思い出せたらいいなと思った。
中学校に入学したら、どんな思い出が作れるだろう。


編集長からオーケーをもらったので、この原稿はボツにはなりませんでした。
娘はさらさらといとも簡単に清書しました。


良い思い出ばかりでない思い出を書くのは、娘にとってどう書き出したらよいのかわからないかもしれない。
ましてや、卒業アルバムの作文は、暗に良い思い出、未来への夢や希望を求めている。
もしたった今が、過去に良い思い出もなく、未来への夢や希望に満たされていない子ども達は、
一体この苦行をどんな思いで乗り切るんだろう…。
そんな事、今まで考えた事もなかった。
つらい思い出を持っている子は、例えたくさんの良い思い出があったとしても、その影になって隠れて見えないだろうな。
でも大人になって、かなり時間を置く事で、少しでも客観的になれて、良い思い出も少しは思い出してくれるかもしれない。
そうだといいな。
だけど今、良い思い出が思い出せないのも事実なわけで、その正直な気持ちも大事に残してほしいと思う。
だからもし、卒業アルバムの作文で悩んでいる子がいたら、
下手くそな、ありきたりな文章だけど、もしよかったら、使ってみてください。
こんなちっぽけな事で何日も頭を抱えるよりずっと、もっと大切な何かに時間を使ってほしい。