スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

『エロトス』持ってるよ、アラーキー元気かなあ。

めずらしく娘が「話したい事がある」と言うので、何となく複雑な気持ちで「なあに?」と聞いてみました。

「信じてもらえないかもしれないけど」
「ううん、信じるから話して?」
「…わたし、今日死ぬかもしれない」
「そうなの…?」
何やら穏やかでない宣言に表向きは冷静でしたが、内心はドキッとさせられ、
(どうする…どうやって話を聞き出せばいいんだ…) とめまいがしそうでした…
…が、
よくよく話を聞くと、ネットでチェーンメールって言うんですか?  「このメールをいつまでに○人に回さないとあなたに呪いがかかり、☆☆(ゆーれい的なもの) があなたを殺しにくる」みたいなのを読んだらしく…驚いて動揺して怖くなって母に打ち明けてくれたようです。
私はとりあえず、 
(自分で死ぬとかじゃなくてよかった…) 
とホッとしました。
そして、娘がとても怖い思いをした事実を信じると共に、受け止める気持ちを伝えました。
その後で「ネットとは」的なお話をして、
「お母さんはそのメールは嘘だと思う。誰かが悪ふざけで書いたと思う。だからあなたが殺される事は絶対ないと思うけど、心配なら今夜は明るい部屋でみんなでいようよ」と話して一応納得してくれました。
一応というのは、いくら私が娘に安心してもらうために説明し、不可能なことだと伝えても、その恐怖はすぐには消えないものだと、自分の子どもの頃をふり返ってみて思うからです。
怖い思いって、しばらく尾を引くものじゃないかな…なので今日が無事過ぎたとしても、2、3日はまだ不安が残るのではないかと思うのです。
でもその不安はすぐには取り除けないので、それまでは何となく楽しいことを話題にして気を紛らわせたり、忘れさせたりするしかないのかなと思います。
そのことも娘に話して、ネットで怖そうな内容のものは見ないこと、たまにはテレビで録画している楽しいアニメや映画を観よう、と話しました。娘はうんうんと素直に聞いてくれました。
とりあえずひと段落ついた時、
「もうひとつ、お母さんに聞きたいことがあるの」と言いました。
…少し不安になりましたが、「うん、なあに?」と聞きました。
「お母さんは何歳でセックスしたの?」
・・・死の恐怖からいきなり~のエロばなですか~・・・
これぞエロトス・・・ってやつ・・・?
・・・つづく!