スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

9月の頃の話2~ツンドラまでは凍土じゃない

今年度に入ってから担任の先生と2回目のご対面。しかも家庭のテリトリーで。 ちょっとだけドキドキしましたが (わたしが!) まあ、見た目何事もない光景でした。先生がふたつみっつ話しかけると娘も「はあ、はい」とややぶっきらぼうに答えます。そしてさり…

9月の頃の話

10月、発表会の練習に何度か足を運んだ事で、娘は学校という場所や教室という空間へのハードルが少しだけ低くなったようです。 実はその練習の前に、足を運ぶきっかけがあったのでした。 医師からは特性が重いと説明されつつも、登校刺激は気にせずやってよ…

DEAR MY TEACHER. Ⅱ

本当に未来なんて予測のつかないものですよね。 発表会の練習前は、スモールステップと言われても、具体的にどのくらいの感覚で進めていけばよいのか戸惑いはあったのですが… 学校へ足を運ぶ経験が少し積み上げられた事で、次につなげやすくなった感じです。…

つぶやきつなぎ

先週の話し合いの通り、学校に足を運んでみた。 今日は教室で先生の話をみんなで聞く時間。足取りはまずまずで、渋ることはなかった。 みんなのいる教室に入るのは1ヶ月ぶりか…。 教室に向かうもまだ休み時間中で、わいわいしていて教室に入るのを躊躇う様子…

泥地でも突進できるキャタピラはあなどれない

そして先生と2度目の教室面談。 娘と話し合ったことを娘の代弁者として話す母…娘から説明するのは難しいし、負担がかかりそうなので。 娘はまだ担任の先生に話しかけることもできません。返事をするのがいいところです。 わたしの中では、こうやって学校で先…

マインドコントロールはマイルドにしよう

先生からもらった宿題を持ち帰り1週間。 週末学校で先生と会うのですが、ぎりぎりまで宿題には手をつけませんでした。 娘の反応を考えると、あまり気が乗らないんだろうなあと思われ…こちらから急かすのもなんだし…まあ、ほっとこうかなと。 対話をするのは…

いわゆる登校刺激

発表会が終わって次の週は、娘と2人でうだうだゴロゴロしていました。 わたしは一気に揉み返しがきたような気分で、何となくぐったり。 娘もそんな感じだったかもしれません。 何か理由を見つけて、また学校に足を運んでみる…という気分にもなれず。 ただ毎…

コトバのカタチ

ブログはその場所に刻むイメージ、ツィートは足跡を残すイメージ。ブログもツイートもそうなのだけど、まちがいなく自分の身体から生み出されたものだし、身体から1部分をちぎり取って文字に、文章にしている…つもり。ちぎったものはすでにわたしの身体の1部…

子どもも自分の範疇

昔父親に「お前は身内に冷たい」と言われたことがある。そういう父親こそ、自分の父親には冷たかった(私の祖父にあたる人)祖父が子ども好きなのかはわからないが、私にとっては間違いなく、父母よりも身近にいて寄り添ってくれた存在。それが祖父母なのだ。…

娘は道先案内人だった

好きな仕事はできなかったかもしれないけど、親に言われるがままの人生を歩んできたわけじゃない。 わたしはあなた達に、好きな仕事を選んでほしい、好きな道を歩いてほしい。 だから、あれがいい、これはダメだとは言わずにきた。 だけどそれが逆に、道標の…

旅への追伸

魂を拾う旅の意味心の中に横たわっていた幾つもの自分の死体を見届けることそれは巡礼にも似ているわたしは自分のためのお墓をこそ、用意すべきだったのかいや、用意するだけではなく、1つひとつ丁寧に弔う必要があった土をかけて、花を添えて(ずっと下書き…