スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧

本当のキモチ (発表会パート3)

発表会前夜。 娘の心は「劇にはもう出ない」 そう決めています。決めてしまったら、もう心は動きません。 心が動かないのに劇に出演するよう説得したり、何とか出演させるように仕向けたとしたら、娘の心は母から離れていってしまう気がしました。 だからこ…

おでんくーん! (発表会パート2)

総練習を観に行きました。 観に行くだけならいいと言っていたのに、時間が近づくとやはり「行くの面倒くさい」などとしぶり始めるので、「いいじゃん、観るだけなんだから。ほら、なかなか自分が出る劇を客観的に観る機会ってないじゃない? それはそれで面…

誘惑の観にスカート (発表会パート1)

小学校最後の発表会。 先生から台本を渡されてから本番までは3週間。 台本を手にした時は、食い入るように読み出しました。 そして来週から練習に行くというのです。 おお…演劇効果? (娘は劇や歌が大好きなのです) そして言葉通り翌週の月曜日から、何の抵…

昨日見た夢

「お母さんの夢ってどんな夢?」 突然娘が聞いてきた。 「え?! えっ? えー…? 夢って…これからやりたいこと?」 そうじゃなくて、夜に見た夢のことだった。 「お母さんさ、最近あまり夢を見なくなったんだけど、今朝はゆっくり起きる日だったから、 見た…

扉の向こうへ

娘の不登校が続くなか、いざなわれた魂の世界 その出口の扉にたどり着いたようだ 心はとても穏やかで安らかだ 嵐のあとの海の静けさ 不思議なのは この世界を歩いている後半 娘に対する自分の気持ちが楽になりだしたとほぼ同時に 娘が学校に足を向けはじめた…

最後のピース

パズルというのはおもしろい。 最初は悪戦苦闘しながらも、ある時、1つのピースがはまったことをきっかけに、次々とはめられる時がくる。 わたしの心の中には2つの柱が立っている。 わたしという神殿を支える2つの太くて大きな柱。 その柱はわたしに潜む…

じーちゃんが怒っている

むかし、2度目の堕胎をした時かする前か忘れたけれど、 夢の中に死んだじーちゃんが出てきた。 じーちゃんは怒っていた。 無言で、しかめ面をして。 「ごめん…ごめんじーちゃん、こんなどうしようもない事ばっかりして…」 無言の圧力にうつむいてしまう。 ……