スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

よごれた顔でこんにちは、きみ元気かい?

心の中の引き出しを整理していたら、その薄暗い部屋のすみに背中を向けてしゃがみこんでいる自分を見つけた感じ。

別に驚きもせず、
「やあ、きみはわたしだね。そういえばそんな自分もいたよね…」みたいな感じだ。
はじめはその魂だけで姿を確認できずにいたが、心の中で声をかけるうちに少しずつその姿は輪郭を取りもどしてきた。
 
自分が自分の死を望むこと。
その大人たちの死を、子どもの頃から望んでいたわけではない。
そういう望みがあること、そう望む選択肢があることに気づかずにいた。
もしも、自ら死に向かうことを積極的に望んでいたのなら、
彼らの死も積極的に望んだかもしれない。
しかし、わたしは自分の死を積極的には望まなかった。
死が向こうから自分に近づいてくるのは構わなかった。
だから、彼らの死もどこからかやってくる分には望んでいる。
消極的死の願望。
彼らの死を迎えないことにはわたしの心の闇は完結しないのだ…
と、ずっと思っている。
その思いを覆すほどの力が、カウンセリングにはあるのだろうか…。
覆すことでしか、娘を救えないのだろうか?
自分の感情を出せずにいたのは、その感情を自分で殺していたからなのか。
ということはつまり、自分の魂の一部を自分で殺していたのかもしれない。
わたしもまた、死の淵を今も歩いているのらしい。
だんだんつじつまが合ってきたぞ…。