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スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘 (13歳) と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

春よ来い

月曜日。

オットは月曜日が肝心と言います。
私もそう思います。
娘もそう思っているかもしれません。
 
月曜日の朝、娘を起こします。
さすがに、以前通りの起床時間には起きれませんでしたが、それでも最近にはない早さです。
そして淡々と身支度をして朝食を食べる…登校するために。
11か月振りにこの光景を目にしたのですが、不思議と感動・感激はしないものなんですね。
静かな安心感がある感じです。
時間割りを少し手伝いながら、玄関を出て車で学校へ。
教室に入り、私は娘の後ろで殆ど何も動かず佇んでいます。
給食の時間になったので、それを理由に私だけ1人で帰宅しました。
娘も家で食べると言ってきましたが、
「せっかくだから給食食べなよ、帰りに迎えに来るから」
と言って帰ってきました。
 
帰ってくると、その日もオットは昼食に戻っていて。
娘について2人でゆっくり話しました。
私は病院で医師から言われたこと、その日に娘に「嫌いじゃない?」と聞かれたこと、生活を見直そうと話していた矢先に、オットが学校に毎日行くように言ってくれてとても助かったと話しました。
オットは以前にも同じことを娘に話していたそうです。
1か月くらい前。
…そうだったんだ、言ってくれよそういう事は…
 
「毎日学校に行くつもりで」
私にとって、オットのその言葉は絶妙なナイスタイミングで、オットがそう言ってくれなければ…
つまり私1人では、その方向に大きく舵をきる事はできなかったように思います。
だってすごく大胆な舵きりじゃないですか…?
いや、むしろ機は熟していたのかもしれません。
 
それは娘の再登校が揺るがないというわけではなく、もし娘がまた登校拒否しても動じない私自身の揺るがなさなのです。
以前のように、
「もし行きたくないと言われたら、なんて返せばいいんだろう?」
と言う不安や迷いは不思議となくなっていました。
そこには、私が受けたカウンセリングの効果もあるでしょうし、いつもいつも私に同じ言葉を繰り返した、医師の言葉があるのです。
あのブレなさ、揺るぎなさ。
今なら、娘に対する接し方がイメージできます。
 
そしてもちろん親からのアプローチだけではなく、
学校が、クラスの子ども達が、暖かく迎え続けてくれていた事は言うまでもありません。
また時期的にも、私から担任の先生にバトンを渡しやすかったのです。
そして当の娘が、学校を、クラスメイトを微かながらにもずっと気にかけてくれていたから、今こうして戻ることができたのではないでしょうか。
学校に行く事が、自分にとって何の興味も関心も無くなってしまっていたら、
友達というものに全然関心がなかったら…
また学校に行こうという気持ちにはなれなかったかもしれません。
むしろ最初から、不登校にもならなかったとも言えるでしょうか。
 
3日、とりあえず3日続けて登校しました。
遅刻して、行きたくないなあとこぼしながらも、最後まで教室で過ごし、掃除をして帰ってきます。(掃除をしてくることは私の中でとても重要なことでした)
とても頑張っています。
えらいです。
でもこの頑張りは、あの頃のように、虚しさとは感じないと思います。
例え授業についていけなくても、みんなとワイワイ過ごせなくても。
娘は娘なりに、私と一緒に通ううちに、この教室での、自分の位置を確認できたと思うのです。
そして今は、私の代わりに担任の先生がいる。
何10人もの子ども相手で大変だろうけど、そんな中でもあなたを気にかけてくれている、あなたの先生が。
今なら、あの頃よりもっと声をかけやすくなったでしょう?
 
さて。
娘が学校にいる間、私が1人家で留守番をする…
ずいぶん久しぶりです。
1人ってこんなに自由だったんだ…
何?この解放感。
不登校の期間中、娘と一緒に時間を過ごす間、私はすごく神経を使い、自分を抑圧していたのかもなあ…
もちろんそれは娘のせいではないのです。
あくまでも私の中の問題だと思います。
そして1年振りくらいに外で食べるランチは、とても贅沢なご馳走に思えました。
発達ママ友さん達に、娘のこれまでの事を話せるようになりました。
やっと、ゆっくりと。
 
因みに、医師から言われたことを、担任の先生に愚痴ってしまったのですが。
『お母さん、ものすごく疲れていますよ、昨年ものすごく頑張ったんです。お母さんに休息が必要だったんですよね』
おお…そうかも…わかってくれますか、先生…
『ただ、母親次第っていうのはあると思います』
ぐぬぬぬ…
『人を動かすのは気合なんですよ…やっぱり。
ルールや約束を作ったら、守らせるのは大人の力がないと、上手くいかないですよね。
それをうやむやにしてしまうのは、甘やかしではなく大人の甘えだと思います』
超、激しく同意します…やっぱ先生好きっす…