スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

2015-12-16から1日間の記事一覧

格納庫に終いに行こうか

その記憶は長い間忘れ去られていて。 また、思い出したとしてもこんなに感情が溢れはしなかった。 私にとってポチの死は、ただの死でしかない。 死というものの、それ以上も以下でもない。 何を思おうと死は訪れる。 何を願おうと死は通り過ぎる。 何事もな…

扉の向こうに佇んでいたイノチ

生家には番犬が絶えることなく飼われていた。 高校の頃、知人から犬を貰った。その犬は元気が良く、落ち着きのないやんちゃ犬であった。 ポチと名付けた。 ポチを飼い始めてから数ヶ月したある日、誰かが散歩に連れて行こうとしたのだろうか。 多分、綱は付…

「死」という名前の扉を探しに

「あなたの生活の中には『死』が占める割合が多すぎるような気がする」 先日のカウンセリングで言われました。 その時に話題になったのが、先々週だったか、兄2と意味深な話をした事。 youtumugi.hatenablog.com そして私自身、死について考えるものがある…

「死」を乗せた貨物列車

最近、母のことを思うようになった。 私がまだ家族と一緒に住んでいた頃、母は家の中の出来事を知っていたはず。 なのになぜ、何も言わなかったのだろう。男達の言いなりになっていたのだろう。 実は母がある意味、ひとつの鍵になっているような気がした。 …