扉の向こうへ
娘の不登校が続くなか、いざなわれた魂の世界
その出口の扉にたどり着いたようだ
心はとても穏やかで安らかだ
嵐のあとの海の静けさ
不思議なのは
この世界を歩いている後半
娘に対する自分の気持ちが楽になりだしたとほぼ同時に
娘が学校に足を向けはじめたこと
あれはどちらが先でどちらが後だったんだろう…
それとも本当に同時なのだろうか
この世界のことは夢なのかもしれないし
現実なのかもしれない
もしくははざまでのことだったかもしれない
これは或るものがたりなのだ
子が眠りにつくまで読み聴かせる絵本のような
愛する人が語りかける寝物語のような
そして 読んでくれてありがとう
扉を閉じるよ…
ただいま