スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

友だちの練習

娘は小さい頃から、自分から人と関わりを持つのが苦手で、実際あまり興味もないのかなと思いきや、友だちとの交流があるとやはりうれしそうにしています。
相手から話しかけられても、なかなか顔を見ることができず、そっぽを向きながらポツリと答えてる・・ぶっきらぼうに見えるぞお・・
そばでガールズトークで盛り上がっている友だちをよそに、何か違うこと考えてる表情・・不思議ちゃんだし、
ふってきた話にずれた返ししたりして、空気読めない感・・
友だちを作るどころか、とりあえず今の状態キープすらも危ういぞお・・・
そんなふうに娘を観察していますが・・・
時々アドバイスはします。
「そういう時はさあ、こうしたほうが〜じやない?」
「それだと相手も〜に思うよ?」
とか・・・
私とおしゃべりしていて、気になる時はその場で指摘して考えさせたり、修正?してもらうのですが、
いかんせん、私はガールではないので・・
ガールズトークはやはりガール同士でないと、雰囲気とか、トーンとかあるじゃないですか・・
やっぱりリアリティがないと、体に染み込まないんじゃないかな・・・
という訳で、なるべくリアルにガールズトークできるよう、
色々作戦を練るのです。
学校の中の事は、なかなか手が出せないので、
せめて家テキにアクションを起こしたい・・
と言っても、娘はだんだん出不精になり、私が誘ってもついてきてくれない・・
外に出ないと、友だちと会う機会も持てないよね・・
あとは習い事で友だちとの接点を期待するか?
・・そんなこんな、細々と作戦を練ってるのですが、あまり花開かずに今に至ります。
でも最近は、
娘が漫画好きで単行本を買っているのと、お菓子作りが好きなのが功を奏して? 時々近所の友だちが遊びに来てくれるようになりました。
ほんとに時々ですけど・・
そして娘から漫画を借りたり、
一緒にお菓子を作ってわいわい食べたり。
会話だけ聞いていると、なんか冷や冷やするんですけど、
音量オフにして画像だけ見ていると、とても微笑ましいです。
ああ、友だちってありがたいなあ・・
今夜、娘は満たされた気持ちで眠りにつくでしょう・・・