スペクトラムしい日々

自閉症スペクトラムの娘と家族、母の日常をゆらゆらと書き綴ろうと思います

・・・ふぁぃっ

中学校では、年に1〜2回ですかね、

プレゼンというか、グループで調べてまとめて発表する機会がありまして。

娘の大苦手な、大勢の前に立ち、大きくはっきりと声を出さなければならない、という試練の授業があります。

1年ごとにその試練を乗り越え、苦手意識もすこーしずつ薄らぎつつあったので、

「今年は最後だし、もう心配ないかな」

と、デンと構えていた母でしたが。

数日前に「やりたくないなあ」と、娘のぼやきが始まりまして。

まあ、お約束かな?って感じで、母も鍛えられたわよね……

「やりたくないかあー、人前で発表するのって緊張するもんね」

「まあ、練習通りやれば大丈夫だよ」

「今までもやれたし、ほんの数分間で終わっちゃうよ」

こんなゆるゆるな感じで、娘がぼやくたびに受け答えしてきました。

そして発表当日の朝。

起きてきた娘は、少しの緊張感を全身に纏わせつつ、無言で朝支度を始め、

「いってきます」ぽつりと呟いて、玄関に向かいました。

洗濯途中の母は手を休めて、

「いってらっしゃい」の後に、両手の握りこぶしを胸にかまえて、

「ふぁぃっ……」

ゆるゆるなエールを送ったのでした。

(小声がポイント)

 

o(・~・)o

 

絵文字にするとこんな感じかな?

 

それを見て、少しだけニヤリとした娘は学校に行きまして。

そして、発表では少し舌がもつれたようですが、大きな声も出して、無事に終えることができたようです。

 

o(・~・)o      …ふぁぃっ